経済・政治・国際

「3空港一元化?多数決やから、しゃあないのう。でも核武装論者発言は撤回せえへんぞ!小沢さん、頼んますわ。カジノ化となにわ筋線で関西活性化さしてくださいよ。ホンマはリニアやと万々歳なんでっけどな。あ、心配要りまへん。資金は伊丹空港を売ってでも作りまっさかい・・・?」橋下大阪府知事、2009年12月16日の定例会見

 行政刷新会議の「仕分け作業」での関空補給金凍結決定後、14日に行なわれた「関西3空港懇談会」で2011年度を目途に関西空港株式会社伊丹神戸各空港を一元管理する方向でひとまず決着しました。事ある毎に「伊丹空港廃止」を訴えてきた、橋下大阪府知事は多数決の原理でやむなく従う旨のコメントを発表しました。

 
 ところが、この懇談会には肝心の地元自治体が参加していませんでした。そればかりか、伊丹空港の将来性は先送りされました。そのため「伊丹空港廃止もありでは」と知事の廃止論に賛同した倉田・池田市長は「伊丹空港を代表する人(=地元自治体等)がいない懇談会に、空港の将来を委ねたつもりはない」と反発すれば、藤原・伊丹市長も一元管理には賛成しつつも「伊丹廃港は関西の地盤沈下に繋がり、ますます東京の一極集中が進むだけ」と批判する始末。

 一方、知事は共産党府議に対する「核武装論者発言」を撤回しない旨を府議会議長あて提出同党府議団は「基地撤去を求める沖縄県民までも核武装論者扱いする暴論」とし、あらためて撤回を求める声明を発表しました。しかし議会は15日で閉会。となれば、来年に予定されている府議選等でも訴えていくのでしょうか。

 ところが今回の定例会見では私の苦労も空しくcoldsweats01、意外な方向へ質疑が集中したようです。早速ご覧ください。

one冒頭発言
~中国での観光プロモーション実施等について~
 「今月22日から24日までの3日間、中国・浙江省で京都府、兵庫県、大阪府の観光プロモーションを行なう。中国マーケットを取り込むために関西空港の強化が絶対必要だと思っている。関空問題について、しっかり議論して帰国できるようにしたいと思う」

two定例会見
mobaq明日(17日)、東京で民主党の小沢幹事長に会うそうだが、どんな話をするのか?
 知事:「ズバリ、陳情だ。ただ陳情といっても制度論的な話が多い。カジノや経済特区、教育特区等、できればいいなというくらいだ。小沢幹事長は大変お忙しい方なのでご挨拶だけで終わってしまうのか、はたまた資料お届けで終わってしまうのか、と思っている。国の合同庁舎は大阪南港に持ってきて欲しい事もお伝えするつもりだ

mobaq最近、新大阪と難波を結ぶ「なにわ筋線」の話を言い始めたのは何故か?
 知事:「今までは国際空港と高速鉄道のワンセット戦略の象徴として、『関空リニア構想』を展開してきた。なにわ筋線と言っても、東京人には何の事か分からないだろうから、まずは『リニア』と言った。ところが国土交通省航空局長に久々にお会いしたら、国交省でも『なにわ筋線はもういらないのか』と思っている幹部がいると聞き、慌ててなにわ筋線を現実路線として考えると発表した」

mobaqでは、なにわ筋線の財源をどうするのか?
 知事:「今は需要予測の段階で、調査状況を見ないと何も言えないが、なにわ筋線でも私は伊丹廃港に繋がる、跡地の売却益をあてにする。まずは伊丹を売却して金を捻出してから作れば時期はずれるが、これはファンドの組み方でいける。国の成長戦略会議で『新しいものを作るならファイナンス(財務)をきちんとしないと無責任』と言われた。大きな話として伊丹の資本を関空の高速鉄道に振り替えましょう、とリニアを象徴的に使って話しているただ伊丹跡地の売却額は分からないが、4千億円とも5千億円とも言われている。なにわ筋線で持ち金ゼロになった状態で、更にリニアを作れとは言えない。

mobaq今月28日に閉鎖される国際児童文学館(※既に中央図書館への機能集約が決定)の跡地はどうするのか?
 知事:「正直まだ考えていない。総務部長には『中央図書館が蔵書で満杯になるので、利用されない蔵書の書庫みたいな形で使えないだろうか』とメールした。ITを活用すれば児童文学館に職員を配置せず、利用者には必要な本を検索してもらい、取り寄せして貸し出す事もできると思う。書庫が必ず図書館の真横になければいけないという事であれば、物流会社は成り立たない

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 結局、メインは「なにわ筋線」だったんですねcoldsweats01。「なにわ筋線」だけでも実現可能なのか未知数の状況で、果たして本気で「リニア構想」を実現するのか、また実現可能なのか、疑問視されている方も多かったのではないでしょうか。
 しかし、関空・伊丹・神戸3空港問題を「一元管理」と簡単に片付けてしまっていいのでしょうか?というか、国と地元との意見が噛み合わず、水掛け論的な議論に終始している以上、永久に「そのまま」でしょうね。最終的にピリオドを打つのは、やはり知事なのでしょうか。
 
 そして児童文学館の問題ですが、確かに蔵書をそのまま移すと中央図書館の増改築を余儀なくされ、その費用に税金が投入されるわけです。ただでさえ費用がかかるのに、それ以上に余計な増改築をするなら、いっそIT化でライヴラリーとしての機能を持たせた方がコスト的にも安くつく、という事なのでしょう。そのためには、何らかの形での民間委託も視野に入れていると思われます。
  

★お断り:本内容は2009年12月17日付朝日新聞記事を引用しつつ、自身の想いを盛り込みました。
 

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「どないなってんねん、大阪は?」という方へ・・・

 あまりにも色んな事がありすぎて、橋下大阪府知事の定例会見の「前段」に書ききれませんのでcoldsweats01、ニュース番組ではありませんが「大阪の1週間」を纏めてみました。

12月7日
one建設中の高速道路(新東名新名神)の中央分離帯を利用した、東京~大阪間の「物流新幹線」構想を同構想委員会が提言。二酸化炭素排出量削減、ドライバー不足解消や交通事故が減少するメリットをアピール。

two日本サッカー協会梅田北ヤード地区に8万人収容可能なスタジアム建設を検討。ワールドカップ誘致に向けた構想の模様で、大阪市も「前向きに検討」と回答するも、資金面等は未定で、実現可能なのかすら不明。

12月8日
one 2019年に日本で開催される「ラグビー・ワールドカップ」について、橋下知事は花園ラグビー場に招致する旨を表明。また梅田北ヤード地区のサッカー・スタジアム構想について「ラグビーのメイン会場にしてもいい」と語る。

two関空伊丹神戸の3空港問題について、大阪府が知事名で国の責任による抜本的解決等を求める緊急要望を提出。

three知事の「当初予算案の段階から議会に参画を」という要請に各会派の意見が分かれる。なお、地方自治法では「予算編成権は都道府県知事にある」と定められており、仮に実現したとしても法に抵触する恐れが危惧されるため、府では「(参画は)知事と議会の情報共有の場とし、議会が予算編成の決定には関与しない」と定める方針との事。

自民:「議会は議決機関であり、行政への参加は必要ないという意見もある」
×公明:「意見交換と言っても、事実上の予算編成過程への関与は避けられず、公正、中立な審議ができなくなる」
民主:今後会派内で検討。
共産:「オープンな場で議論するのはいい事だ」

 知事:「完璧なスタートではないかもしれないが、まずはスタートを切りたい。議会のあるべき姿を模索できたらいい」


12月9日
 関西空港連絡橋道路の府負担金の来年度予算編成計上について、知事は高校の授業料無償化を優先し、見送りを検討中。

12月10日
 府立上方演芸資料館(ワッハ上方)の移転問題で、吉本興業はワッハ・ホールを自社運営とし、その他を府に賃貸する「現地存続」提案書を提出。なお賃貸料は大幅な減額を前提とした、「通天閣と同コストにする」条件提示の模様。

12月11日
one府立大学改革案に対し、卒業生有志が組織する「大阪府立大学問題を考える会」が再考を求める要望書を提出。

two自民党大阪府議団が提案方針の「国旗掲揚条例案」に対し、民主法律扶助会が同党を含めた全会派に廃案を求める意見書を提出。

three知事の「沖縄の基地負担金を全国で分け合うべき」とした意見に対し、10日の府議会一般質問で小谷議員(共産)が「普天間は県内・国内の盥回しではなく、即時撤去が沖縄県民大多数の声だ」と質問知事はいきなり「小谷議員が核武装者であると初めて知った」と切り出し、「私達はアメリカの原子力潜水艦、原子力空母に守られている。その『核の傘』を撤去するのは、自分達で核保有する事だ」と答弁。共産党府議団は知事の謝罪、議事録削除を議長に求めるも、11日現在知事は応じず。なお、他会派からも批判の声が上がる。

four行政刷新会議の「仕分け」で補給金を凍結された関西国際空港に対し、財務省は22年度予算で75億円前後に減額する旨を国交省に提案。

five日米間で航空自由化(オープン・スカイ)に合意。羽田空港にアメリカの定期便就航予定(2010年10月までの発効を目指す方針)。

12月12日
one弁護士・公認会計士などの外部有識者でつくる知事の諮問機関「府指定出資法人に関する専門家会議・役員派遣のあり方検討部会」で、府育英会理事ほか11のポストを削減し、民間人を登用するよう提案。なお大阪国際平和センター常務理事、西成労働福祉センター理事長については常勤にするよう提案。

12月13日
one
橋下知事、関空の補給金減額について「伊丹空港を廃止せよ、という財務省のメッセージだ」とコメント。
two前原国交相、関空視察。伊丹空港の規模を縮小して存続すべき、と会見で述べる
 
 
橋下知事:「(前原)大臣が言うオープン・スカイ(航空自由化)や伊丹空港の機能縮小は賛成だが、関空をスーパー・ハブ化するためには、絶対伊丹廃止が必要
  
前原国交相:「儲かっている伊丹の首を絞める必要はない。機材を小型化し、伊丹を国内の基幹路線として存続すべき
  知事:「
大臣が言っているのは機能縮小と言いつつ、やってる事は今までと同じ。大臣らしくない」
 

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「大阪の主張=俺の主張や!沖縄の米軍基地移転、何れはどっかが受け容れなあかんねやったら、知事会で議論するぞ!本音は関空、て言いたいんやけどな(笑)。来夏の選挙で民主党応援?あの状況じゃあ、無理やわ」橋下大阪府知事、2009年12月2日の定例会見

 沖縄・普天間米軍基地の移設先問題で国はもとより、各自治体でも慎重な姿勢を見せる中、橋下大阪府知事は国や関係先との議論を前提としつつ、関西国際空港神戸空港での受け容れもあり得る、と発言しました。国民新党・下地議員の"アポなし訪問"後の会見でも「沖縄の負担軽減のためには、いずれかが受け容れを考える必要がある」とし、全国知事会での問題提起を行う意向を示しました。
 ところが神戸空港を受け容れ先として挙げた事に対し、井戸兵庫県知事が「思いつきで決めていいのか?あまりにも無責任」と批判。基地移転問題については様々な課題が山積しており、今後の議論に注目が集まりそうです。

 一方、府内では今年7月から9月までの完全失業率国の数値(5.5%)を上回る7.7%を記録しました。国も失業者対策としてワンストップ・サーヴィスを試行しましたが、生活保護申請に関しては地方でなければできないため、結局2度手間になり、早くも不満の声が挙がっているとか。それでなくとも財政難に喘ぐ状況下において、いわゆる水際作戦的な手法(以前問題になったほどではありませんが)で生活保護受給者を抑制する自治体が多い中で、果たして効果はあるのでしょうか。

 それでは、定例会見の様子をご覧ください。

one冒頭発言(要旨)
 大阪府ホームページのリニューアルについて
 ・本日(12月2日)より実施。
 ・私のまち 隣のまち」(左側、知事の主張のすぐ上の青タブ)を新設し、府内市町村を比較できる情報を掲載。
 ・「大阪府の主張」を「橋下知事の主張」に変更(左側、知事の写真下辺り)し、関空・伊丹プロジェクトのほか、政治家としての主張も掲載予定。

two定例会見
mobaq特定目的のために貯金してきた基金から、一般会計が6681億円を借り入れている問題について、返済するのか、基金を減資するのか?
 知事:「基金のうち、減償基金は減資できないので返し続けないといけない。他の基金は返せないのなら減資しかない。返せないのに基金の枠があると、余分な施策が生まれてくるかも分からない。対外的に府民に説明をする私の立場としては、基金を返せないんだったら、減資だ。引き続き指導します、なんて言うのは総務省の言い訳だ。原口大臣に『官僚の言い訳に騙されないでください』と電話を入れた。許してはいけないルールにすべきだ会計制度、財務諸表のあり方は地方分権、地域主権の要だと思っているので、強く訴えていきたい」

mobaq河川整備計画についてだが、100年に1度の大雨対策を一律に行うあまり、柔軟性が喪われているのではないか?
 知事:「嘉田滋賀県知事はそれを行った。一律では目標を立て、それに進んでいくやり方ではなく、どこまで実態に即した対応をするのか、という事だ。行政マンは『そんな個別にはできない』など、色んな言い分があるだろうが、それを変えたいと思っている。ただ、大阪には大阪の事情がある。滋賀県には田畑があり、溢れた時にも耐え得る状況が各地にある。果たして大阪にそのまま持って来られるのだろうか

mobaq来年8月の参院選で首長連合として民主党を支持したように、知事も政治的に動くのか?
 知事:「参院選で何かが大きく変わる状況ではないと思う。民主党がやっている事はおかしいじゃないか、と発言するという意味では政治活動を行うが、参院選は勝負をするような状況ではないと思う。衆院選の時とは全然違う。今は、私たちが動いた事で民主党が耳を傾けてくれる状況ではないと思う。とてつもない政治パワーになってしまっている」

mobaq7~9月の府の完全失業率は7.7%を記録した。特に15~24歳の男性は20.4%と非常に高いが、雇用確保をどうするのか?
 知事:「根本は教育と労働市場におけるミス・マッチングの解消だ。介護分野等にどう人材を入れていくのか、抽象的な所で誰でも言える事を私も言っているが、具体策をどうするか、非常に難しいところだ」

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 前回の定例会見でも「民主党のやり方はちょっと違う程度」とした知事ですが、本音はかなり大きいようですね。ただ、政権交代した事で首長連合としても手の及ばないほどの政治力を民主党は手中に収めた、とでも言いましょうか。その意味で、来夏の参院選は試練の時なのかもしれません。首長連合は本来の役割とも言える「地方分権、地域主権」を担う事に専念する、という事なのでしょう。

 景気が上向き傾向とする一方、雇用情勢は悪化し続けていますが、その裏では登録型アルバイトと名を変えた「日雇い派遣」や「スポット請負」、人材派遣会社を通じた製造業メインの「直接雇用(実態は有期間労働)」への需要は増えています。
 しかし介護関連は増えるどころか労働条件の悪さが目立ち、いくら関連法を改正しても労働者自身への見返りは殆ど皆無で、募集しても長続きしない状況、と聞いた事があります。従って海外から候補者を引き連れてきても、言葉の違いや難解な専門用語が大きな壁となり、経験は積めても資格試験には合格できないという現象が生じています。

 国や地方には実態を早急に調査して、関係者も交えた論議が求められるように思います。

★お断り:本内容は2009年12月3日付朝日新聞記事を引用しつつ、自身の想いを盛り込みました。



 

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「倉田市長、よう言うてくれた!関西活性化へ一歩前進や。国の事は民主党に任して、大阪はこの俺に任さんかい!せやけど最近の民主党、おかしないか?」橋下大阪府知事、2009年11月27日の定例会見

 橋下大阪府知事が2035年を目途に伊丹空港を廃港し、跡地を新都市として利用する構想案に対し、倉田池田市長が今月26日、市のHP内で伊丹空港がなくなれば地元経済にはマイナスだが、(知事の構想は)26年先の話であり、関空に機能がシフトされている現状ならば、伊丹廃港前提で活性化させるべき」としたうえで「知事の提案に乗る事もありではないか」と賛同を表明しました。

 一方、知事から「巨額の府費を投じるのは疑問」とされていた大阪府立大学は26日、現行の7学部(工、生命環境、理、経済、人間社会、看護、総合リハビリテーション)から4学域(現代システム科学、工学、生命環境科学、地域保健学)に再編し、理系中心へ転換する改革案を固め、2011年4月からのスタートを目指す事になりました。学生等の反発も多かったでしょうが、奥野学長の「苦渋の判断」という言葉に悔しさが垣間見える気がします。

 更には27日、大阪私立中学校高等学校連合会府内24の私立高校で来年度の新入生の授業料を平均4万2千円値上げする事を発表。府の助成が決定する前に値上げを決定していたとか。

 ・・・これらを踏まえたうえで、定例会見をご覧ください。

one冒頭発言
(1)府内43市町村の財政状況等の情報公開について
 「12月2日から、府のHPで府内43市町村の財政状況や行政サーヴィス水準等の情報を公開する。府民が見やすいように、トップページからすぐにアクセスできるようにし、市町村ランキング表示も検討していく。地域主権、地方分権で自治体は良くなる可能性も、悪くなる可能性もある。自分の住んでいる町のレヴェルをしっかり見て、議員や首長を選んでいただきたい

(2)新型インフルエンザのワクチン接種について
 「一部前倒しと私がテレビで宣言したが、ワクチン供給量が不足しており全員に行き渡るわけではない事を併せて説明せず、府民に混乱を招いてしまい大変申し訳ない。国によるワクチン製造は来年3月までかかる見込みと聞いている。優先接種対象者には時間がかかるが、必ず接種できるようにするのでお待ちいただきたい」

one定例会見
mobaq民主党の地域主権は考え方が違うと感じる」と最近発言したが、具体的にはどのような事か?
 知事:「何となく違う、という程度だが、地域主権は住民の責任だと、もっと明確に打ち出してもいいと思う。国の財政がとんでもない状況の中、地方に良い事ばかり言っている気がする。やっている事は出鱈目が多い。後期高齢者医療制度の保険料増額部は国費ではなく、都道府県基金で抑制する、と何の協議もなく決めそうだと数日前に知った。民主党は、上で決めた事をごり押しで全国でやろうとしている。子供手当にしても、自民・公明(前政権)の時より酷くなったのではないか」

mobaq府内の24の私立高校が来年度からの新入生に対する授業料値上げを発表したが、殆どの高校は助成決定以前に授業料を決定している。府としてどう対処するのか?
 知事:「私学は(府の)公費を受けるのだから、経営状況を公開する必要がある。それを行わない私学に対しては、運営費助成金を更に削減する

mobaq府立大学改革案に対する評価はどうか?
 知事:「奥野学長がよくマネジメントしてくれた。私は提案はしたが、改革は大学が議論して出した結果であり、非常に先が見える話になったという印象だ。理系特化と、もうひとつ重要なのは職員のプロパーだ。府の人事ローテーションの一環になっていたのを改めるのは大きい。組織のために骨を埋める人材が入ってこないと、組織は伸びない

mobaq伊丹空港廃止構想をいつ国に提言するのか?
 知事:「政務三役には、こちらが提言している中身を随時送っている。今日(27日)の倉田市長の記事も朝一番に送るよう指示した。(市長の発言は)私の案に乗っかるのも『ありかな』という程度だが、市長会の会長でもある倉田市長の発言は非常に大きい。空港問題の大きな転換になる一撃だ」

mobaq航空の専門家からは「(伊丹空港を)潰すのは勿体ない」との議論も出ているそうだが?
 知事:「重要なのは、国際線と国内線が繋がって24時間空港である事だ。午後9時で便が終わる伊丹空港では、いくら機体が小さくなっても24時間ハブ(拠点)空港にはならない。26日に北摂の合同防災訓練に行って、地元の首長らと会って感じたのは、皆さん地元の利益の事ばかり。関西の利益を考えながらやらないといけない。政治的には『伊丹の活用』というキーワードを入れないと、北摂(の首長ら)はついてこない。実際に倉田市長が動き出した事で、これから大きく変わると思う」

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 常に?重要ポイントで登場する倉田市長の今回の表明は、地元にも大きな影響を及ぼすでしょうね。池田市といえば、大阪国際空港周辺都市対策協議会にも参加している自治体です。今後、どのような議論が展開されるのでしょう。個人的に気になるのは「伊丹廃止」で必ず対立する?井戸兵庫県知事の意見です。尤も神戸空港については、日航減便、更には行政刷新会議「事業仕分け」での関空補給金停止を受け、橋下知事が神戸空港支援を表明しているので、意外にすんなり「伊丹廃港」に流れていく可能性も考えられます。

 また今回知事が「地方に良い顔だけを向ける」と民主党のやり方を酷評?した点も見逃せません。確かに行政刷新会議で「税金の無駄遣いを洗い出して・・・」とは言ってましたが、一部では単なるパフォーマンス(俗に"民主劇場"と言うとか?)に過ぎず、税収入もままならない状況で実効はどうなのか、不透明な部分が多いとの指摘もあるようです。
 
 「マニフェストを100%実行できると国民は思っていない」という某大臣の言葉も理解できますが、「政権交代」という強烈なメッセージに押され、「マニフェスト完全実行を信じて」票を投じた人もきっといるはずです。

 いずれにせよ、民主党にとってはこれからが正念場。事と次第によっては、地方にも大きな影響を与えかねないだけに、今後の動向にしっかりと目を向ける必要があります。


★お断り:本内容は2009年11月28日付朝日新聞記事を引用しつつ、自身の想いを盛り込みました。

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「悔しいけどな、"マラソン"も"ライトアップ"もいらんねやったら、止めじゃ!その代わり、伊丹廃止と関空活性化、絶対やるぞ!忘れんなよ、俺は選挙で選ばれたっちゅう事をな・・・でも止めろって言われたら、しゃあないんやろな」橋下大阪府知事、2009年11月20日の定例会見

 事件はもとより、最近は周囲に絡むトラブルが多発している山口県光市母子殺害事件ですが、弁護団のうち19人が読売テレビ橋下大阪府知事に対し、新たに損害賠償請求訴訟を起こしました。過日は弁護団のうち4人が同訴訟を起こし、知事側に支払いを命じる判決が出され、共に上告したばかり。果たして場外乱闘はいつまで続くのでしょうか。

 ところで、行政刷新会議の「仕分け作業」の第1段階はひとまず終了しましたが、そこでは関西国際空港への補給金交付について「関西・伊丹神戸の各空港のあり方について、抜本的な見直し策が得られるまで、補給金を凍結する」と結論付けられました



 一方、家族が新型インフルエンザに罹った影響で暫く公務を休んだ知事は20日、就任後初めて西脇民主府議団幹事長のパーティに出席し、「地域主権を一緒にやりたい」と言ったものの、「自治体の長は政権与党との関係を保たないと、行政は回らない」としたうえで、23日の自民・公明大阪府連とのパーティ出席を明言。たとえ民主支持でも、公平を保つため、また議会を効率よく運営するためにはやむを得ない策なのでしょう。

 そして、通天閣への移転が取り沙汰されている府立上方演芸資料館(通称:ワッハ上方)サイドのNPO法人代表ならびに吉本興業社長が府庁で知事と会談しましたが、結局存続を求めるNPO・吉本サイドと移転を譲らない知事の意見は平行線のまま、結論は先送りになりました。

 さて、前回の定例会見では高校授業料の無償化は最重要課題とまで明言した知事でしたが、その影響からか、思わぬ?発言が飛び出したようです。


one冒頭発言
(1)改革プロジェクトチーム(PT)の発足等について
 「財政構造を抜本的に見直すため、12月1日に発足する。国民健康保険や介護保険等、国の制度によって府が負担する義務的経費の問題点を調査し、国に再検討を求める。同時に行政サーヴィスの見直しを進め、2011年度からの新たな財政再建プラン案を作成、来年9月に公表する」

(2)ヤミ金撲滅に向けた取り組みおよび無料相談会の実施について
 「11月25日午前10時から1時間ほど、南海難波駅周辺でヤミ金の貼り紙や看板等の違法広告物を撤去する今回は初めて被害者の会日本貸金業協会の協力を得てヤミ金撲滅をPRする。併せてサラ金・クレジットの借金問題の無料相談会を12月2日から随時、府内48会場で実施する。借金問題は必ず解決できるので、是非相談に来ていただきたい」

two定例会見
mobaq府が作成した豚と鶏のイラストを掲載した新型インフルエンザの啓発パンフについて、風評被害を懸念して回収、廃棄し、税金100万円を無駄にした。どう補填するのか?
 知事:「結論としては職員個人に賠償責任を求める問題ではない、という事だ。業務をやると不適切な遂行で損害が出る事がある。これを担当職員に個人賠償を求めるのは酷だ。仕事上の失敗という事で、府民には納得していただきたい。本当に申し訳ないと思う

mobaq行政刷新会議で関空への補助金が凍結されたが、今後どうするのか?
 知事:「私の持論は伊丹廃止だ。2035年の伊丹廃港までの間に伊丹空港を民営化し、関空と経営を一体化する。従って、伊丹の国際線を一時的に復活させようと思う。今後は『関西3空港懇談会』の場で議論していきたい」

mobaq知事が来年度予算で優先的に確保する重点事業に選んだ大阪マラソンライトアップ事業も改革プロジェクトチーム(以下、改革PT)の削減対象になるのか?
 知事:「全部改革PTで見ていく。不要という事になれば、削らざるを得ないだろう」

mobaq府民にサーヴィス削減を求める中で、重点事業の費用対効果についてはどう説明するのか?
 知事:「改革PTで全部数字が出るわけではない。費用対効果は予算議論の中でやっていく話なのかな、と思う。重点事業について、私は選挙で選ばれたというアドヴァンテージがある。そこは私自身が府民のためになると思えば、一定程度(の説明)はやらせてもらう

mobaqイルミネーションは選挙中から公約に掲げていたが、マラソン等は就任後に言い始めた事ではないのか?
 知事:「地方自治体では個別施策について、住民の合意を得る要素が強くなるのかもしれないが、選挙で選ばれた事で施策については裁量を持たせてもらうのが政治家だ。やはり選挙で選ばれたアドヴァンテージは使わせてもらわないと行政は進まない。ただ、府民から批判されて、引っ込めないといけないと判断したらそうする

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

 徐々に強気な発言が増えてきましたね。尤も就任当初から「188万人の支えがある」という発言をしてはいましたが、特に「選挙で選ばれたアドヴァンテージ」という言葉を今回は多用しています。要は「私は選挙で府民に選ばれたんだから、思い描くとおりにやらせてもらう」という事でしょうが、ただそれでは独裁的になるので、府民の批判が多ければ考え直すと、「含み」を持たせています。

 しかし財政難が続く状況においては、やむを得ないのかもしれませんね。言葉尻だけでどうこう言うのは問題でしょうが、過日の知事の言葉を借りるならば「言葉尻だけで判断されるのも政治家」である事を忘れないで欲しいと思います。

 

★お断り:本内容は2009年11月21日付朝日新聞記事を引用しつつ、自身の想いを盛り込みました。

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「森繁さんのご冥福をお祈りします・・・行政刷新で地方でできる事はやるで!そのためにも広域連合、道州制が要るんじゃ!治水対策も見直しや!議会改革すんのに議員が地方行政に入ってくんのん、アリやろ?天下りとかとちゃうで(笑)」橋下大阪府知事、2009年11月11日の定例会見

 俳優・森繁久弥翁が10日、老衰により96歳で亡くなられました
 私としては「キャベジンCM」、ドラマ等での祖父役、あるいは晩年、自身より早世した有名人の葬儀でまるで自分の事のように悲しんでおられた印象がありますが、幼少時に大阪に住んでいた頃もあり、また府立北野高校(当時は旧制中学)出身で大阪にも所縁の深い人物だったとか。心からご冥福をお祈りいたします。

 ところで行政刷新会議で国の無駄な事業を洗い出す「仕分け作業」が公開で行われていますが、まあ次から次へと意味不明というか、一体使途は何なのかと首を傾げる物が多いですね。従来はそれで「国家予算が赤字」の名のもと、国民にツケを回していたのかと考えるだけで腹立たしい思いがします。
 ただ首相が「国民が望んでいる」とは言うものの、洗い出しが終了後、余剰金をどう有効活用するのか、それだけで国家予算が黒字転換するのか、あるいは単なる増税先送りのための施策にすぎないのか・・・などの疑問が残ります。今に始まった事ではありませんが、企業再建のために投入する「公的資金」にも不満を感じている方もおられるでしょう。



 さて前置きが長くなってしまいましたが、前回の定例会見の後、橋下大阪府知事自民党大阪府連大会に出席し、「迷惑をおかけした」と謝罪したとか。党の支持を受けながらも「首長連合」で民主党支持を表明した事などに対する知事なりのアクションだったのでしょうか。
 また植物資源からつくるバイオエタノールをガソリンに10%混ぜた燃料「E10」対応の知事公用車を全国に先駆けて導入し、自ら乗り、普及をPR。政府が掲げた地球温暖化対策に少しでも協力しようという意気込みの表れと見ていいでしょう。 

 では定例会見を見ていく事にしましょう。

one冒頭発言
(1)私立高校授業料無償化の判断基準について
 年収500万円以下(以前は300万円以下)の世帯の私立高校生に対し、2011年度から授業料無償化を開始する(なお、府下の私立高校もこの件に同意済み)。費用は総額60億円程度の見込み。

(2)市町村別学力テスト結果の公表について
 国の全国学力調査が来年度から抽出方式に切り替わるため、それに代わる独自の学力テストを活用し、市町村別に結果を公表する。

(3)11月12日の全国知事会プロジェクトチームへの参加に向けての知事の考え等について
 「地方の行革を徹底しないと、国民は地方分権、地域主権に絶対乗ってきてくれないという思いがあり、もっともっと行革すべきと話していきたい。特に公務員改革。給料が低いという役職もあれば、逆に高いんじゃないかという層もある。ラスパイレル指数という、まやかしの基準で、民間と比較して給料を決めているので、新しい基準が必要だ」

two定例会見
mobaq行政刷新会議で事業仕分けが始まったが、知事の意見は?
 知事:「無駄が多いのでゼロから物事を考えて欲しい。『こんなのいらない』という事業が山ほどある。対象として上がっている事業は、基本的に地方でできる都道府県だけでできなくても、(新)広域連合等は都道府県が組めば出来る。そうした視点で仕分けをしてもらうと、やっぱり道州制が必要、となると思う」

mobaq最近、議会改革を訴えているようだが、具体的な内容は何か?
 知事:「地方の議員は一般職の公務員との兼務が禁止されている。この規定がなくなれば議員が部長になれる。総務省に出す意見書の骨子案を今、担当部局にもんでもらっているが、私は議員が行政に入ってくるのは十分アリだと思う」

mobaq(11日の)朝、和歌山や大阪で1時間に110mmを超える雨が降った。(前回の定例会見でも)知事は治水対策に悩んでいるようだが、この豪雨は知事の考えに影響があるか?
 知事:「ある。治水や災害対策を先送りして災害が起きたら、と考えると正直怖い。少々お金がかかっても対策を講じれば安心、責任は逃れられると思ってしまう。担当にダムに代わる対策を考えさせても『時間がかかる、など』という報告が上がってくる。だったら『お金がかかってもダムを造ったほうがいい』と思ってしまう。だから凄く悩む

mobaq12月の(新)関西広域連合会議に向けて、10日の府議会調査特別委員会で設立案が示されたが、議論は広域連合参加の是非等「そもそも論(広域連合とは何か、等)」に戻った。何故だと思うか?
 知事:「こちらが(新)広域連合の意義、目的を説明し切れていない面があったと思う。議会がそうであるなら、府民もよく分かっていないと思う。府民から『広域連合をやれ』という声をあまり聞かない

mobaq終了後、議員から「知事が先行すると、周りが引いていく」という声があったそうだが?
 知事:「議会の同意を得る事に全力を注ぐが、国からも方向性を出してもらうよう力を尽くさないといけない。私自身が混乱を招いた原因である事も認識し、議会への配慮もしないといけない

mobaq知事の出身校・北野高校先輩である森繁久弥氏が亡くなられたが、何かコメントはあるか?
 知事:「著名なOBとして必ず森繁久弥さんと手塚治虫さんの名が挙がる。森繁さんはみんなが誇りに思う先輩の1人。ご冥福をお祈りします。(森繁氏は)凄い人生を全うされた。私も先輩のような人生を全うしたいと思う」

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 以前にも言ったと思いますが、公務員の組織や俗に言う「お役所言葉」は分かりやすいようで、実は非常に分かりにくく、役所に出向いたところでどの部署に行ったらいいのか、迷うケースが多いと思います。まして「広域連合」と言われて、大まかな(例えば、隣接する自治体同士が繋がりを持つ、というような)イメージは把握していても、実際に何をする組織なのか、組織の存在により住民に対して何のメリットがあるのか、理解できませんよね。その面において、誰もが理解、納得できる物にする必要があります。道州制然り、です。「平成の大合併」のように単に財政難だから、というだけで道州制を、という低レヴェルな問題ではないはずです。そこを誰もが理解、納得できるよう、政治家なり首長らが説明できるようにしなければいけません。

 そして議員が地方行政との密接な繋がりを構築するのは、悪い話ではないと思いますが、穿った見方をすれば「給与の二重取り」だの「癒着問題」とも思えてきます。勿論、法律や地方条例改正等でしっかり規制すればいいのですが(そのためには議会での承認が不可欠なのは言うまでもありません)、何故議員が自治体の役職に就く必要性があるのか、首長に説明義務が生じ、同時にその内容は誰にでも理解、納得できるものでなければいけないはずです。単に民主政権になったから何か変えてくれる、だけではなく住民サイドも積極的に行政に関与していく事を認識する必要があり、そのためのシステム構築に行政がしっかりしないといけないと思います。


★お断り:本内容は2009年11月12日付朝日新聞記事を引用しつつ、自身の想い等を盛り込みました。 

 
 

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「新型インフルエンザのパンフはダメで、新聞広告やったらええんか?おかしいやろ、それ・・・何、日航が神戸空港減便?そらあ、マズイわ。神戸と関空で関西活性化!せやから伊丹はいらん!それより重要なんは、障害者雇用日本一を目指すんと、高校授業料無償化や!」橋下大阪府知事、2009年11月6日の定例会見

 9月定例府議会を何とか無事に終え、ホッとする間もなく橋下大阪府知事に次々と問題がふりかかってきました。
 先日、京都で行われた近畿ブロック知事会議において、「国の出先機関を(新)関西広域連合へ丸ごと移管する」とした知事の提案でしたが、井戸兵庫県知事が「(橋下知事の提案は)現実的なスピード感を持った提案」と評価しつつ「国が一番困っている国家公務員の人員整理を引き受ける事になりかねない」と問題点を指摘。それに倣うかのごとく、他の知事からも賛同が得られずじまいになってしまいました。

 ところがその後行われた会見で、関空伊丹神戸」の3空港を巡り、再び橋下知事と井戸知事が激突。「伊丹空港廃止前提の議論はナンセンス」と井戸知事が発言すれば、「住宅密集地に伊丹空港がある事がナンセンス」と橋下知事が応戦。仁坂和歌山県知事やんわり死活問題、と説く始末。
 

 これで終わると思いきや、日本航空が関空に続き、神戸空港発着便も減便する旨を発表したのを受け、橋下知事は「神戸空港が行き詰っているなら、救いたい」とし、持論の伊丹空港廃止のうえで、関空・神戸の2空港で関西活性化を訴えたとか・・・。
 一方、国土交通省近畿運輸局が6日、関西の鉄道会社や関空担当者等を集めて「第1回なにわ筋線検討会」を開催。その席では"関空リニア構想"の議論は全く行われなかった模様です。

 総務省から地域主権に関わる非常勤顧問の1人に任命された橋下知事ですが、他にも問題があったようです・・・。

one冒頭発言
 しょうがい者の雇用促進等と就労支援に関する条例の成立及び施行について~

  「先月成立し、来月(12月1日)から施行する。府と関係のある事業主に対し、人材派遣等で支援するので法定雇用率(1.8%)達成をお願いしたい。努力しない事業主は条例の手続きを経た上で公表し、一定期間の入札参加禁止や補助金交付の制限を行う。法定雇用率の未達成企業とは府は取引しない、というメッセージだ。しょうがい者雇用日本一を目指す


two定例会見

mobaq府は豚と鶏のイラストを載せた新型インフルエンザの啓発パンフを作成・配布したが、風評被害を懸念して急遽回収、破棄したそうだが、何故事態を防げなかったのか?
 知事:「作成費用に84万円かかったが、これが全て無駄になってしまったので、府民に深くお詫びしたい。原因については副知事に検証してもらっている。『以後注意します』とか、ありきたりのコメントではダメだ。責任者を明確にする。ただ『これは不適切』というのは論理的なものではなく、感覚的なものなので、難しいところだ。(映画"2012"の宣伝用写真を掲載した)府が作成した『防災のしおり』を東大阪市教育委員会『阪神大震災を想起する』といって回収を指示したが、私の感覚とは全く違う。問題はないと思う。今日(6日)の新聞広告には一面分を使って同じ絵が出ていた。あんな事(映画の広告を掲載)をしている新聞社はどうなんだ、という話にもなる」

mobaq作成費用の84万円は国の補助金らしいが、返還するのか?
 知事:「国の金を使って、ミスしたなら使い切りという訳にはいかないだろう、普通の感覚なら。副知事会議でもんでもらう」

mobaq河川整備の「100年に1度の雨」という目標見直しについて、この対策に残りいくら費用が必要なのか、部局でも分からないと言っているが?
 知事:「これは大阪府庁に限らず、国も含めて行政の最大の欠陥だ。府の財政事情を考えず、部局が作った目的が絶対化してしまう。組織全体の目標に照らして、河川整備計画をもんでいきたい。計画目標を下げるのか、維持したまま年度を区切るのか、結論はまだ出ていない和泉市の槙尾川ダム(計画)については、ダムを造って三十数億円を余分にかければ9年早く対策が打てる。政治的判断に迷うところだ」

mobaq知事が来年度予算案の重点事業に打ち出した、府立高と低所得者世帯向けの私立高の授業料無償化について、財源の裏づけをどうするのか?
 知事:「府民の皆様にはご理解いただきたいが、今地方自治体は国からがんじがらめの制約を受けている。国は無制限に借金できるが、地方には出来ない私は高校の授業料無償化を前からやりたいと思っていた。借金できる額が厳しく制限されており、財源が無い以上、民主党のマニフェストのように『必ずやります』とは言えないが、最重要優先順位で取り組んでいきたい

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 パンフの件は非常に判断が難しいところですね。新聞はあくまで広告として掲載しているまでの話ですから、躍起になる必要もないと思いますが、だったら最終的には映画を観るな、ポスターも全部伏せろ、と極論に至りかねません。どういう経過で府のパンフに採用されたのかは分かりませんが、使用するからには映画配給会社等の許諾を得ている前提で、となるのでしょうが・・・。

 それ以上に評価したいのは、「しょうがい者雇用日本一を目指す」事と「高校授業料無償化」ですね。前者については早くから明言していただけに、個人的にはやっとここまで来たか、という思いがします。
 また財政事情が緊迫している現状において、高校授業料の無償化に予算を割くという決断は素晴らしいと思います。表現が悪いのをお詫びしますが、日本育英会の奨学金返済を踏み倒すくらいに逼迫した家庭事情なら、いっその事、無償化の方が保護者も子供も安心できますよね。
 ただ、昨年か一昨年でしたか、私立に通う子供を持つ家庭から授業料云々の話が出た際、知事は「だったら公立に行けばいい話」とか何とか言っていた記憶があるのですが、やはり景気低迷の前では四の五の言っている場合じゃない、という事なのでしょう。知事も人なり・・・ですかねcoldsweats01


★お断り:本内容は2009年11月7日付朝日新聞記事を引用しつつ、自身の想い等を盛り込みました。

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「俺かて、人間なんや!この年齢で徹夜したらエライのん、分かるやろ?でもな、WTCを先に買うたて、勘違いしたらあかんぞ。国の出先機関もこの際、ベイ・エリアに丸ごと移転したらどないや?」橋下大阪府知事、2009年10月28日の定例会見

 「激動の一夜」から2日明け、早速平松大阪市長は管財人指示のもと、現在WTCに入居している部局をATC(アジア・アンド・パシフィック・トレーディング・センター)へ移転する方針を正式に表明しました。府民の間でも移転の是非について様々な意見が飛び交う中、意外にWTCのロケーションを知らない府民もいる模様で、果たして正式移転となった場合、どうなるのかという疑問も浮かんできます。
 
 一方、移転条例案の先送りに反対して自民党府議団を離脱した5人が地域主権を旗印に掲げた新会派「自民党 ローカル・パーティー(代表:浅田均・前幹事長)」結成を発表、橋下知事もエールを送ったとか?維新の会にせよ、ローカル・パーティーにせよ、わざわざ"自民党"を前面に押し出さなくとも・・・とも思いましたが、民主党に取り込まれるのを防ぐ意味合いもあるのかもしれません。

 さて、待望?の定例会見で知事は何を語ったのでしょう・・・?

one冒頭発言
 近畿ブロック知事会議におけるの姿勢について
「11月4日に京都で開催される。民主党政権発足後、初の開催である。私は出先機関を丸ごと移管して地方分権を進める事を議論したい。関西空港問題やスーパー中枢港湾の新たな指定問題も、関西浮揚の核になると思っているので政策議論をしたい

two定例会見
mobaq27日の採決後、体調不良により公務等をキャンセルしたようだが、WTCの件が終わってホッとしたのか?
 知事:「テレビに出るという話を突如キャンセルして申し訳なかった。出演時間まで待つのがキツかった。別に病院に行くほどの事でもなく、自宅に戻りすぐ休ませてもらった

mobaqWTCを先行購入する事になったが、部局の移動はどうするのか?
 知事:「どの部局を移すのかは知的創造作業だ。部局で議論して欲しいと言った。当然、本庁舎に入っているものを全部対象にする。大手前(現庁舎所在地)に何を残さなくてはならないのか、WTCに何を持っていけるのか・・・全部籤引きで決めていきたい。ただ、基本的には空室にはしないという事で府議会と議論していきたい

mobaq大半の部局がWTCに行くと、本庁舎の移転否決が形式的なものになる。買ってしまえばこっちのもの、という発想にならないのか?
 知事:「非常に重要な問題だ。報道では"府庁を移転できず、箱物(WTC)だけ買った"と府民の皆さんは感じると思う。しかし、これは違う。あくまで地方自治法に基づく"自治体の事務所の位置決定"である。またWTCと現庁舎が共存した場合、30年から35年後までの財政予測では、移転せず本庁舎を耐震補強した場合より若干コストがかかる見込みである。これを踏まえて府議会と何をどうやって移すのか議論していく。ただ法律(地方自治法)では位置決めの際、"適当な考慮を払わなければならない"と記されているが、(適当な考慮の中に)本庁舎を定める条例が3分の2の同意が必要だ、という意味があるはずだ。だったら『絶対残しておかなければいけない』という、そういう地方自治法の解釈の指針が出なければおかしいと思う。ただ、あくまで法律上では形式的なものであり、特段の理由はないに等しい。従って理論武装により、法に反しない部分は移転してもいいと思う。」

mobaq国の出先機関をWTCに移す考えはあるのか?
 知事:「WTCに入れるかどうかは別として、出先機関を南港・咲洲地区に持っていくよう、強く民主党政権に働きかけをしていきたい。(移転は)今年度という事だろうが、折角大阪第6地方合同庁舎の建設が止まったのに、民主党が言う出先の廃止となれば、都道府県・広域連合が受けざるを得ない。丸ごと移すのは、麻生政権の時には夢物語だったが、いよいよ現実味を帯びてきた

mobaq9月のWTC周辺の街づくり協議会で、下妻関経連会長が「夢を持てるプランを行政で描いてくれないと、経済界は動けない」と発言したが、どう思うか?
 知事:「それ(プラン)を府市連携で作っていく。下妻氏の言葉も、独特の修辞というか、経済界も大阪を活性化しなければ自分達の利益にはならない。(経済界も何か)やってくれると私は思うが、府庁には経済界を引っ張っていくスタンスでやって欲しいと指示している

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 以前も記したと思いますが、大阪市のウォーター・フロント計画等で南港周辺も一時は盛り上がったものの、今では閑散としたイメージが周囲を覆っています。せいぜい大型イヴェントがインテックス大阪で開催される時だけ異常なほどの混雑ぶりで、そのギャップの大きさを感じ取った方もおられるでしょう。ましてサントリー・ミュージアム天保山も来年で事実上の閉館ですから、このままではますます寂れていくでしょう。そのうえ咲洲・夢洲地区となれば・・・。

 そして日本航空(JAL)の経営破綻の影響による、関空発着の海外航空便の大幅減便、関空が西の拠点空港として認められなかった点が大阪に更なる追打ちをかけてきました。

 そう考えると、何としてでも活性化、という知事の想いは分かるような気がします。勿論それが全てではありませんが、活性化を謳う以上は府民も納得できる手段で臨んで欲しいですね。
 

★お断り:本内容は2009年10月29日付朝日新聞記事を引用しつつ、自身の想いを盛り込みました。

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「こんだけ揉めたんも、府民の声があってこそ」「関西活性化へ大きく一歩前進」~橋下大阪府知事・平松大阪市長、議会終了直後のインタヴュー

 賛否両論はあれど、ひとまず府庁移転条例案は否決されたものの、WTC先行取得に向けた補正予算案は可決され、終結した大阪府議会今後は「府への売却を盛り込んだ更生計画案」を12月25日までに大阪地裁に提出し、来年5月の府議会で「購入契約議案」の可決を経て、ようやく府の所有となる見込みです。移転条例案はまた来年?

 では橋下大阪府知事、平松大阪市長それぞれの議会終了後の会見の模様をご覧ください。

one平松大阪市長
(府議会の結果を受けて、ひと言)
 「咲洲・夢洲の街づくりに向けて大きく一歩前進した。ベイ・エリアを関西活性化の起爆剤にしたい知事、私、経済界の思いが一緒になっている事を府議会の皆様に理解していただけたと思う」

mobaq移転条例案が否決されたが、どう思うか?
 市長:「ビルの取得予算案が認められたのは、市協調で街づくりを描く動きや経済界の動きを『もうちょっと時間を見てみよう』という表れだ。前回の(移転案、予算案の)両方否決と、府市協調をしっかり府議会で受け止めていただいた今回とでは、雲泥の差がある

mobaqWTCをどういう形で使って欲しいと思うか?
 市長:「WTCはエリアのシンボル的存在なので、それに相応しい形で使っていただきたい。我々にとって残っているのは、エリアを府市一体となって活性化する事に尽きる」



two橋下大阪府知事
mobaqWTC購入予算案の可決に落ち着いたが、今の心境はいかがか?
 知事:「自分1人で本当にいいのかどうか悩んできた課題であり、議会に判断いただいた事で、大阪市と一緒に更に街づくりを頑張っていきたい

mobaq移転条例案は昨年に続き2度目の否決だが、どう受け止めるか?
 知事:「まだ可決ラインの3分の2には頑張りが足りない、というところだ」

mobaq本庁舎移転は今後も目指すのか?また来年2月の府議会に再提出はあるのか?
 知事:「本庁舎移転が私のゴールであり、今後も進めていくが、来年2月では早いだろう」

mobaqビル自体はどうなるのか、答えがないままでの結論だが?
 知事:「庁舎移転を害しない範囲で、府市連携の機能を移転できるものは行う。但し議会と議論したうえでの制度設計が重要だ。WTCビルをそのまま空きビルにせず、これから詰めていく」

mobaqそれは第2庁舎としての利用なのか?
 知事:「現段階ではその通りだ。民間ビルに年間6億、7億円払って入っている部局をまず整理する。まず第1段階を踏み出した、という事で府民にも納得して頂けると思う」

mobaq知事室の移転はどうするのか?
 知事:「本庁舎に知事室、議会があるのが自然だと思うが、WTCにも私の執務室があってもおかしくないと思う」

mobaq府民と議会の意思が違うと今議会の当初に再三話していたが、この結論はどうなったのか?
 知事:「ありとあらゆる意見が府議会に吸い上げられたからこそ、徹底した議論が成された。賛成・反対がこれだけ拮抗している事こそ、府民の声そのものだと思う


★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

 正に知事の最後の一言に尽きますね。財界が推進しようが、府民の意思がどれだけ議会に反映されるか、単純な事ながら非常に重要です。
 しかし来年にまたも移転案提出となれば、再び今回と同じような混乱が生じかねません。それまでに3会派の議員が賛成する明確な理由が見出さればいいのですが、どうなるのでしょうね・・・。
 
 どう考えても今回の結果を最も喜んでいるのは、大阪市ではないでしょうか。


★お断り:本内容は2009年10月28日付朝日新聞記事を引用しつつ、自身の想いを盛り込みました。

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WTC移転は否決で、早めに買い取る?橋下大阪府知事は溜息、平松大阪市長はニンマリ、記名投票で府民の目に恐れをなす3会派の態度に首を傾げる共産党

 本来ならば、既に会期終了しているはずの9月定例大阪府議会。ところが、WTC移転問題で大揉めの果てに徹宵し、結果的には会期を延長し、本日(27日)午後に行われた採決により「移転案は否決、されどWTC買取(先行取得)は補正予算案とは別に可決」という事で決着しました。

 そこに至るまでの各会派の動き等を時系列に見てみましょう。

one26日までの各会派の態度:賛成、:保留、×:反対)
(1)自民党 WTC購入費を含む補正予算案
        移転条例案「先送り」→5人が会派離脱

(2)民主党 補正予算案
       移転条例案「先送り派」が多数を占める

(3)公明党 ×WTC先行取得
        ×移転条例案(取り下げを求める)

(4)共産党 ×補正予算案
        ×移転条例案

(5)自民・維新の会 WTC先行取得
            ○移転条例案

two27日午前3時ごろ
 (朝倉議長、3会派との幹事長会談)
   民主・西脇幹事長、移転条例案を先送りに反対、記名投票で補正予算案、移転条例案を採決するよう提案。

three27日午前4時過ぎ
  自民党、「自主投票」を薦める方向。公明党から「補正予算案からWTC購入予算案を分離し、執行は移転条例案の可決を条件」とする付帯決議を提案され、受け入れなければ自主投票する旨の表明を受ける。

four27日午前6時ごろ
(1)議長、知事に補正予算案からWTC購入予算案を分離するよう、電話で依頼。
(2)自民党府議団、(午前4時過ぎの)公明党の提案を拒否。
(3)移転条例案、購入予算案を「自主投票」とする事を多数決で決定したのを受け、議長、各会派幹事長に「移転条例案、購入予算案を記名投票で採決」する旨を承認してもらう。

five27日午前8時20分
 知事、本会議で補正予算案からWTC購入予算案を分離する旨の表明。

six27日午後1時ごろ
 本会議で記名投票による採決。
(1)府庁移転条例案→否決
  52人 ×60人

(2)WTC購入予算案→可決
  61人 ×50人


 一見民主党が混乱の元を作ったようにも見えますが、公明党の"鶴の一声"が効いているようです。昨年もかなり議会と知事との調整、摺り寄せで難航しただけに、ある程度の予想はしていましたが、徹宵に及ぶとは思いませんでしたね。平松大阪市長とのやり取りでほぼ納得したかのように見えた各会派でしたが、やはり実現となると混乱が生じるのでしょうか。
 とは言っても、移転費用(先行取得)だけで85億円。実際、現庁舎から各部局が移動となれば、更なる費用が見込まれます。しかも移転は来年以降に先送りですから、普通に考えれば「移転時期も不明な状態で、どうして買取が先?」と思いますよね。

 3会派の府会議員は知事と府民の目に恐れをなした故に、「分離策」を取らざるを得なかったのかもしれません。来年は府議選が控えており、下手すれば議席も危うくなる可能性もあります。つまり議員は保身に奔った、という見方も出来ますね。当初から反対している共産党サイドからすれば、「3会派は何をしているんだ?」と映ったでしょう。それでも知事は「移転決定」させるまで手を変え、品を変え、議案に持ち込むでしょうね。定例会見での知事発言も楽しみですね。

 でも本当に喜んでいるのは、WTC買取が決まった平松市長だけなのかも・・・?


★お断り:本内容は2009年10月27日付朝日新聞夕刊記事を引用しつつ、自身の想いを盛り込みました。

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