心と体

薬事法改正前にひと言

 薬事法改正を来月1日に控え、各ポータルサイトでは「ネットで薬が買えなくなる」だの「今回の改正は憲法違反」だのと挙ってデジタル署名活動を展開しているのは、皆さんもご存知でしょう。厚労省に寄せられたパブリック・コメントのうち、何と反対意見は97%だったとか。それが功を奏したのか、結果的に2年の猶予期間が与えられ、制約はあるものの、とりあえずネット販売は継続されるようですね。

 薬事法に至っては、その昔、薬局開設時における距離制限を設けるのは憲法に反する、として最高裁に持ち込まれたケースもありましたよね。それが今では、一部のコンビニでも薬を買えるほどにまで発展しました。これも時代のニーズの成せる業、なのかもしれません。

 ・・・実を言うと、以前から気になって仕方がなかった事があります。

 表現が悪い点をまずお詫びさせていただくとして、それは「薬局(正確には"ドラッグストア"ですが)のスーパーマーケット化」。特に全国でチェーン展開している薬局に多く見受けられます
 格安で薬を買えるだけでなく、店頭には何故か格安のカップラーメンやコーヒー、お菓子が所狭しと並べられています。
さすがに青果類はなかったですねcoldsweats01。もっと凄いのは、店の奥へ入ると「100円均一で食料品から日用雑貨等も買える」薬局が存在するのです。"大安売り"なんて派手なPOP広告がキャッチとなって、いつも客は多く、酷い時にはレジに長蛇の列ができるほどです。不況が続く昨今において、客側にすればこれほどありがたい事はないでしょう。競合店からスパイ?も紛れ込んでいるとか、いないとか・・・そんな状況ですから、スタッフは「売る事」に集中せざるを得なくなり、薬に関する知識は二の次になっているようです。誤解のないように補足させていただくと、決して親身になって相談に乗ってくれるスタッフが皆無、というわけではありません。
 
 しかし、長年地域に根付いた「純粋な薬局(※ここではあえて、この表現を使用させていただきます)」はますます肩身が狭くなってしまっています。薬事法の改正を重ねた結果が招いた功罪と言えるかもしれません。薬局独特?の雰囲気が阻害している、という方もおられるでしょうか。

 それを受けてか、来月1日から施行される「改正薬事法」では、販売側は全て薬剤師や登録販売者等の「有資格者」に限定されるとの事。それでも「憲法違反」と裁判に持ち込もうとしている会社」もありますが・・・。

 
 利便性を追求するあまり、何か重要な物を失いかけている気がするのは私だけでしょうか?

 

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