« 突然の女王宣言!って早すぎないか?POP「QUEEN OF POP」 | トップページ | 早くも新興勢力に降伏宣言?それとも新境地開拓?Negicco「矛盾、はじめました。」 »

忘れた頃に、いきなり復活?卒業ソング"私的"クロニクル(6)

 何を急に?と思ったら・・・と呆れ果てた声が聴こえてくるようであるcoldsweats01


 そう、ハッキリ言うと自分でも予想し得なかった出来事?なのだが"きっかけ"がどこに落ちているか、本当に分からないものだ。


 ・・・前置きが長くなりそうなのでcoldsweats01早速「卒業ソング"私的"クロニクル」をお送りするとしよう。



one2o Love To Sweet Bullet「卒業」


 一瞬、AKB48の「桜の木になろう」のコスチュームデザインとダブって見えるが、2o Love To Sweet Bulletの方が「桜」をより意識させるカラーリングだ。デザインが着物風である点も和のイメージを強調する。


 やはり日本人と桜は、切っても切れない不思議な結び付きがあるという証明なのかもしれない。

 
 タイトルが「卒業」なのだから、例えばピアノ独奏による静謐な曲を求めてしまうが、そこは現代アイドル、落ち着いた雰囲気を醸しつつ、振付も盛り込み、卒業に対する哀しげなイメージを払拭している。それでも「私の事を忘れないで」等といった切ない想いを込めたメッセージはしっかりと歌詞にインサートされている。

 
 仲間と離れる悲しい状況にも拘わらず、妙にさっぱりしているのが現代風「卒業ソング」なのか。


 あるいはメンバーの誰かが、現実部分を含めた「卒業」を控えているのか?



 今回ピックアップした2o Love Sweet Bulletだが公式HPによると、現役女子中学生4名と現役女子高校生4名による8人組のアイドルユニットで「心地よいサウンドにのせて愛と平和をテーマに歌う、愛と平和の伝道師」らしい。因みにユニット名の意味は「あなたに愛を、愛と平和の弾丸を」とされている。


 愛と平和の伝道師なのに"弾丸"とは物騒な表現にも思えるが・・・?


 ユニット名の冒頭の"2o"は数字の『20』ではなく"To、あるいはTwo"、つまり中学、高校と「2つ」の女学生によるユニットゆえの"Two"、そして愛と平和の「2つ」のシンボルに由来する"Two"、あなたと私という「2者」間の"Two"など、様々な意味を含有させているものと推測する。


 デビュー曲は2015年8月「アイノハナ」で、本曲は通算5枚目のシングルなのだが、前曲「未来の幸せ」から僅か1ヶ月しか空いていない。


 ・・・意図的なのかもしれないが、半年前後でシングル5曲って、AKBよりも早くないか?


 現役生である以上、受験や"現実の"卒業式、入学式等がスケジュールに絡み、メンバー全員が揃うのは難しいだろうが「愛と平和の伝道師」と謳う限り、半永久的にユニット存続を願わずにはいられない。


 そして日本だけでなく、世界中に「愛と平和」を広げていって欲しいものである。
 

two倉田まり子(現:坪田まり子)「グラジュエイション」


 
やっぱり卒業ソングはこうあるべき、というか、定番の卒業ソングとして今回セレクトしたのは、1979年1月リリースとなった彼女のデビュー曲「グラジュエイション」である。

 
 デビュー曲なのに「グラジュエイション(=卒業)」を持ってくるのは、当時としては非常に稀有であったと思う。勿論、バラッド系など新人アイドルデビューにしては重すぎる曲を持ってきたケースは少なくない。その意味で考えれば、3rdシングル「HOW! ワンダフル」のような明るいナンバーをデビュー曲に据えるべきではなかったか。Photo_2


 しかし、彼女の見事な歌唱力がそんな懸念を一気に吹き飛ばし、JKの初々しさには似つかわない、いい意味で期待を裏切ってくれる。冒頭や間奏等でギターをフィーチャーするところに意外性を感じるが、時代を考慮しても違和感は全くない。それだけ楽曲自体が素晴らしく(作詞は山上路夫氏、作曲は都倉俊一氏、編曲は川口真氏)、また彼女の歌声と非常にマッチしていた、という事に繋がるわけだ。

 
 更に言えば、ストレートに「卒業」とタイトルにしなかったところも当時の感覚からすれば、実に洒落ている。どうせ洒落っ気を見せるなら「graduation」とすれば良かったのでは?とも思えるが、歌詞内に英表記されているところから、様々な配慮を踏まえてのタイトル表記だったのかもしれない(あくまで想像)。


 逆の発想でいけば、英表記をわざわざカタカナ表記にする事自体、現代では考えられないだろう(尤も、カタカナではなく平仮名表記にするケースも見受けられるが)。そんな部分に時代の相違、ジェネレーション・ギャップのようなものを感じるが、私にすれば「卒業ソング」は数々あれど、本曲こそ正に「卒業ソング」の原点であり、マストなのである。

 
 2o Love To Sweet bulletの項でも触れたが、本曲も「悲しいけど嬉しい、寂しい」等といった卒業生ならではの複雑な心情をストレートに表現している。その意味では、何ら関係はないはずの2o Love~が本曲のDNAを継承しているようにも感じる。


 ・・・いや、それこそ「卒業ソング」たる核心部分なのではないか。


 たとえ時代やアイドル形態が変わろうが、桜と日本人の関わり同様、私達の体内に「卒業ソングは、かくあるべき」というDNAが自然と備わっているのかもしれない。


.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.
 

 果たして「卒業ソング"私的"クロニクル」シリーズはまだまだ続くのか、正直なところ私自身にも分からないcoldsweats01何かの拍子に突然復活する可能性も否定できない。機会があれば、この場で再会できる事を祈念しつつ、終わりの言葉としたい。

|
|

« 突然の女王宣言!って早すぎないか?POP「QUEEN OF POP」 | トップページ | 早くも新興勢力に降伏宣言?それとも新境地開拓?Negicco「矛盾、はじめました。」 »

IDOL TRIBUTES」カテゴリの記事

芸能・アイドル」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

うーん、着物風なのになぜに教会、パイプオルガン背景にしてEDM打ち込み、わざとチグハグ感を出してるんでしょうか。

クラマリさんのデビュー時期の79年初は、まだシングルA面のタイトルで英語表記は少なかったと思います。

南沙織さんの「Ms」が78年夏で、淳子さんは当時なら「リップスティック」、79年5月でようやく「MISS KISS」。例外のピンク・レディーも、初期は「SOS」「UFO」と省略形だけで、フル表記は世界デビューの79年9月の「KISS IN THE DARK」まで待たねばなりませんでした。

今夜の”FNSうたの春まつり”、郁恵さんや伊代ちゃんは、何を春うた/卒業ソングで歌うんでしょうね。
http://tv.yahoo.co.jp/program/14518978/

投稿: ギムリン | 2016年3月28日 (月) 13時14分

 ギムリン様、コメントありがとうございます。


 あくまで個人的な想いですが、現代アイドルの「卒業ソング」は既存イメージを変える、変えたいという部分に端を発しているような気がします。表現が悪いかもしれませんが「卒業」というモティーフは「桜」同様に語りつくされた感が強いせいなのかもしれません。


 ただ、何年経とうが基本的な部分に変わりはないはずです。形態は様々であっても「友との別れ」や「今後の進路に向けた不安や期待」等はほぼ誰しも同じと見ていいでしょう。

 とは言え、その表現方法に首を傾げたくなるのも当然でしょうね。彼女達の場合は、卒業と季節をミックスさせている分、まだ許容範囲内でしょう。酷いのになると、宇宙人だか何かが卒業式当日に登場するという、ナンセンス?な内容の物もあるようですからcoldsweats01


 それと時代を考慮してもやはり「外国語」がタイトル・・・しかもスペルをそのまま引用するケースは稀ですよね。一般化していない事もあるでしょうし、いきなり外国語タイトルだったら、当時は読めませんからcoldsweats01少年隊の「ABC」とか分かりやすい物なら別ですが。


 FNS祭典はチラ見しただけでしたがcoldsweats01"香水という名のユニット"が真顔で歌っていたシーンだったかな?そこ以外、見てませんm(_ _)mTBS系も「あなたが聴きたい・・・」がそろそろでしたか。アイ☆パラならぬ?アナ☆パラも一応水曜日に継続決定したようですし・・・後は水曜日に巨人戦がない事を祈りましょうか、ギムリン様coldsweats01

投稿: 傷心の少年 | 2016年3月29日 (火) 16時08分

いや、'80年代に入ると、流石に英語そのままのタイトル増えたと思いますよ。MTVなんかの影響で、洋楽も沢山は流行ってましたからね。
ヨシリン「I Think so」「Vacance」、kyon2「The Stardust Memory」、優ちゃん「Love Light」「Passion」、明菜「Solitude」「Desire」、ユッコ「Summer Beach」、桃ちゃん「Say Yes!」、美奈子「Temptation」「Oneway Generation」、ミポリン「Bebop Highschool」他有名どころだけでも両手に余る。

FNSは、ヒロリン、真子さん、郁恵さん、伊代ちゃん、桃ちゃんのベテラン勢は、まさかの「旅立ちの日に」の合唱だけで、あとはVTRばっかしでしたね。
http://www.chorus-song.com/graduate/tabidachi.htm
そうか、最近は仰げば尊しは歌わないのか(汗)。

ええい、罪滅ぼしに、フジ関係者は、宏美さんのハイレゾアルバムをダウンロード購入するように。
http://www.e-onkyo.com/news/435

投稿: ギムリン | 2016年4月 1日 (金) 21時39分

ギムリン様、コメントありがとうございます。

 勿論、今では感情表現どころか、あらゆる事象を英語表記する、というか必須条件的扱いだと思います。

 記事にあるように、あくまで70年代後半辺りまでは様々な事情等も考慮されたためか、もしかすると意図的なのかもしれませんが、そのまま使用するケースは稀だったように思う、という事です。私の想いが誤っていたら、申し訳ありませんm(_ _)m


 ところで、FNSは過去の放送プレイバックですかcoldsweats01表現が悪いですが、折角ならば下手に現役歌手にカバーされるよりも、やっぱりご本人の歌唱シーンをリアル再現してくれた方が嬉しいというか、たとえリタイヤしていたとしても、頑張って歌ってくれているという感動が湧くように思うのですがcoldsweats01ただ個々の想い等により、評価は変わる可能性もありますけどね。


 先週の木曜日でしたか、偶然見たスペシャル(木曜6時の・・・ではなく)も過去映像のオンパレードでしたね。既に故人となられているケースは致し方ないとしても、トータルでコスト的に安くつくという局事情が働いているのかもしれません。ちょっと味気ない気もしますが。

投稿: 傷心の少年 | 2016年4月 2日 (土) 15時05分

中々、短い文章ではお互いの言いたいところが伝わらないという典型例になってしましましたね。
傷心さんが少年隊の「ABC]を例に出されたので、リリースされた1987年になるまでに、もっと複雑な単語・文節も英語表記のタイトルになってますよ、と例示したかっただけなんです。
お互いに、'80年代になると英語タイトルが増えた、70年代は稀だった、ということは同感なんだと思います。

さて、月曜のTBS系「あなたが聴きたい歌の4時間SP」ヨシリンの登場ですが、またあの曲ですねぇ。
cherryさんのところでも触れましたが、収録のあった3/29の翌日、お父様が旅立たれたとの事。
この週末のヒロリンの横浜・大宮のコンサートは、涙をこらえての熱唱だったようです。
www.facebook.com/fansitehiromi

投稿: ギムリン | 2016年4月 4日 (月) 00時01分

 ギムリン様には色々ご迷惑をおかけして申し訳ありせん。仰るとおり、短文ではその方の真意がなかなか掴めなくなる傾向が高いので、若干の間を置いて記すように配慮する事もあります。記事に関してもほぼ同様に、可能な限り様々なアングルによる見方を展開しております(と言いながら、かなり偏向していますがcoldsweats01


 ギムリン様、これに懲りる事無く、今後も是非コメントを賜りますようお願いいたします。

 それにしても、確かにヒットに繋がったのも事実だし、主題歌にもなったから「ヨシリン=アノ曲」がイメージされるのでしょうが、毎回毎回「アノ曲」でいいのか?ホントに聴きたいのか?求めているのは局じゃないのか?と言いたくなりますね。何だかアイ☆パラのリクエストみたいですがcoldsweats01他にもこういう想いをしている方がおられたら、当ブログに是非コメントいただきたいところです。

 土門拳先生ではありませんが、たとえアーティストであっても、その前にひとりの人間であるべきです。姉妹の辛い想いが癒される事を祈って・・・R.I.P

投稿: 傷心の少年 | 2016年4月10日 (日) 13時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/517634/64072196

この記事へのトラックバック一覧です: 忘れた頃に、いきなり復活?卒業ソング"私的"クロニクル(6):

« 突然の女王宣言!って早すぎないか?POP「QUEEN OF POP」 | トップページ | 早くも新興勢力に降伏宣言?それとも新境地開拓?Negicco「矛盾、はじめました。」 »