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可愛かずみTRIBUTES~Forever「星屑のシネマ」~On the "JUST 18th" anniv. of her death

 これまでやや不定期更新気味ではあったが、彼女について語るのは今回でひとまずラストを迎える事となった。原則として年1回、彼女の命日に合わせて好き勝手に記してきたものの、ラストとなると妙にセンチメンタリズムに陥ってしまう。


 そんな気持ちを抑えて、今回お送りするのは1985年8月にリリースされた、4thシングルにしてラストシングルとなった「星屑のシネマ」である。

Hoshikuzu_no_shinema

 本曲はタンゴのリズムを大胆に採り入れた、ある意味画期的でユニークな曲だ。尤も3rdシングル「仔猫の決心」もサンバ調のテイストを若干盛り込んでいる事を踏まえると、様々な曲を歌わせたいという想いが事務所サイドにあったのかもしれない。


 それは結局、彼女の歌唱力の高さの証明に他ならないだろう。同時にアイドルだけでなく、歌い手を生業とする以上は至極当然の事だが、表現力の幅を拡張するためにサンバ、バラッド、ブルース等、様々なジャンルをひと通り歌い熟せる事が義務であり、同時に宿命なのだ。さすがにアイドルに演歌(あるいは、演歌歌手にアイドルソング)はなかったようだが・・・。


 但し"アイドル=ルックスがいい"という部分のみがやたら強調され、歌唱力は二の次的な思想が当時支配していたため、スーパーアイドルと呼ばれる一部を除き、デビューしても一瞬にして業界を去るなんて事もごく当たり前のように存在していた。シングルはまだしも、アルバムが一作もない事態も見受けられる。


 更にヌード写真集を置き土産にして・・・というケースがどれだけあった事か。一時期はトレンド的な扱いもあったが、歌がダメなら、半強制的に体で勝負を余儀なくされた時代であったのは確かである。現代においても、いわゆる「枕営業」は表出しないだけで秘密裏的に行われている、とされるが果たしてどうなのだろう。


 勿論、セールスという現実的な課題もあるが、コンプライアンス順守が原則の現代アイドルでは、明確な理由なき、突然のフェードアウトなどまず考えられない(ファンが納得しかねる意味不明なFOは山のようにあるようだが)。


 亡くなってから十数年経った現在だからこそ言えるのかもしれないが、これらの事態を目の当たりにした彼女はさぞ苦慮したに違いない。


 また彼女の場合は、業界デビューがにっかつロマンポルノだったため、僅か1本しか出演していなくとも常に色眼鏡で見られたのだ。当時のメディア情報が偏向的だった等と理由にはならないだろうが、かく言う私もほぼ同じような視線を向けていたのをあらためて猛省する。それだけに「TOKYOふられ小町」をFMで初めて聴いた時は、歌でもいけるじゃないか!と新鮮な感動を覚えたものだ。


 ついでと言っては何だが、仮に彼女が存命していたならば、是非大人の曲を歌って欲しいと切望したい。歌唱力が十二分に備わっている彼女なら、どんな曲でもしっかり歌い熟してくれたはず、と確信している。尤も、本人がどこまで歌で勝負する気持ちがあるのか、セールスはどうなのか、という現実的な部分もあるが、個人的には世間体や余計な事を気にせず女優との二枚看板で頑張って欲しかったと思う。


 曲というより、寧ろ彼女に対する私の想いを連ねる事に終始してしまったのをお詫び申し上げる。ピックアップとしては終了するが、何年経ってもこの日には追悼し続けたい。


 少なくとも、彼女の肖像がセピアカラーに褪せてしまわないように・・・。




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