岩崎良美に熱き想いをこめて（Vol.8)「ごめんねDarling」～Celebrate "Just 33th"Anniv.

　特に意識していたわけではありませんが、気がついた時には大変な事態に・・・。
　その「お詫び」も含め、久々にお送りしたいと思います。

　今回ピックアップした曲は、1981年9月にリリースされた7枚目のシングル「ごめんねDarling」です。

　好きな男性の目前では、決して本音を表に出さないほどの強かさを持ちながら、実はとてもキュートな女性の姿が浮かんできます。この辺りの描写力は、作詞・作曲を担当された尾崎亜美氏ならでは。今の時代ならば、本音をぶつけ合ってこそ素敵な出逢いや恋愛ができる、いわば「ストレート・タイプ」と定義づける事ができるかもしれませんが、この曲に表れるのは想いはあっても、それを素直に表現できない奥ゆかしさがある「変化球タイプ」ではないかと思います。そう考えると、古典文学に繋がる部分があるのかもしれません。

　ただ2番に入った途端、事態は一変し「好きで、好きで堪らない」と想いを告白していますが、果たして実現に至ったのか、それとも心の内で叫んだだけなのか、定かではありません。アップテンポのリズムから察すると、少なくとも想いを抱くだけで終わり、ではないようです。そこは想像にお任せします・・・という事なのでしょうか。

　更にもう少し深読みするなら、1番では女性の「表」、2番では女性の「内面」を捉えているのかもしれません。いずれにせよ、女性が謝って一筋の涙でも流そうものなら、男性が黙って見過ごせないところは、今も昔も変わらないのでしょう。

　私にすれば、昨秋「涼風 2012」と「ふれて風のように　2012」そして12月に「愛がひとりぼっち 2012」を限定リリースした彼女にひと言・・・・「ごめんね"Yoshiling"」なのでした。

　変なクロージングで"皆さん、ごめんなさい"m(_ _)m