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新春上洛日誌~平成弐拾弐年編・其之四「清水参詣之段」~

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 五条坂を経て、長き茶碗坂を上った先に見へるは、清水寺三重塔也。更に急坂、長き石段を上り、やうやく山門に辿り着き候。相も面妖はらず記念写真を撮影致す一族連れ等にて溢れやりている。其を横眼に、早々参詣を済ませ「舞台」を抜け候。

 
何奴しも清水参詣が折、「舞台」が重点箇所なる手筈も身共にとりて、さほど重要しからばなく候。幾度も馳せ参じ物慣れた事もあらうが、此度清水寺を参詣せし真の事の由は、長きに亘りそがままにし候なる御札を納札せし事、並びに実に数年ぶりの再会となりし「大墓公阿弖流為、盤具公母禮之碑」に手を合はしめる事也。殆どが参詣客、碑に眼もくれず去りゆくも、身共にとりて、最重要箇所とも云へる所業也。此処を見ずして清水参詣は無き候。
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 暫く見ぬ間に大きくなりしに思えたるは、身共が思ひ違ひと思しき候。確や以前訪れし際、献花にて溢れなりしが、今年は小さき鏡餅が弐基供へあるのみ也。
 
 されど、此度は先客あり。いわゆる「歴女」なるやも知れぬが、若き女人、碑が前にて何ぞばせむ候。身共が来ねば、おそらくは合掌せし後に供物を捧げしかとよしんばれぬ。其が邪魔をしてしまひ、女人には忝き事を仕出かし、身共は反省致し候。

 内裏より云はれ無き罪を被せられ、都人より「蝦夷」「毛人」等と偏見を植へ付けられし彼らが想ひ、さぞ辛やったに相違なきと思しき也。左様心得たるに再度感傷が念、湧き上がり候。
 大墓公阿弖流為、盤具公母禮両名の安眠を願ひつつ、清水寺を後に五条坂を下りし候。

(其之五に続く)

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