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Do they know it's christmas?~BAND AID 

 私の散策コースの一部に、日曜日と年末年始以外は早朝から遅くまで稼動している、工場とも倉庫ともつかない小さな建物があります。時々中型トラックが荷物を積みにやってくるのは見かけますが、業種は何なのか、見当すらつきませんでした。

 別の日にその建物から、フォークリフトが約2mほどの金属製の大きな立方体を積んで走り抜けていく光景を目にしました。こっそり後をつけてみると、大きなトレーラーに立方体を載せていたのです。およそ10個ほどだったでしょうか。確かにトレーラーが月1回くらいのペースで路上駐車しているのを見かける事がありましたが、立方体を積載する意味が皆目分かりません。

 後日、宵闇迫る時間に建物の前を通りかかった瞬間、私の目は釘付けになりました。その立方体に入りきれないほどの食パンの耳や袋詰めのパンが山積されていたのです。そう、立方体にはパンの耳の切れ端等が入っていたのです。という事は、そのトレーラーは言うなれば廃品回収のような役割なのでしょうか。
 ふと目を別の方向に向けると、獲物を狙うかのような鋭い目つきでパンの山を見つめる初老の男性が立っていました。さすがに私と目が合ったからか、男性はそそくさとその場を立ち去りました。更にハトやスズメの群集も一瞬の隙を狙わんと騒いでいました。

 その夜、メディアで流れるCMや新聞広告のキャッチが私の脳裏で渦巻いていました・・・そう、日本公共広告機構(現・ACジャパン)の「食糧危機・・・」等です。そう言えば、少し前に賞味期限切れ、あるいは期限間近のコンビニ弁当を廃棄せず、安売りするのは是か非か、というニュース等もありましたね。

 前述のパンの件然りです。10個ほどの立方体に溢れんばかりのパンくずがあれば、少しは飢えた人々を救えるだろうに、と思うと胸が痛みます。
 更にそこへ不況の煽りが追い討ちをかけ、サンタクロースを楽しみに待つ子供達のために貧困救出サンタなるものまで出現したとか。
 今年の初め、京都で支援団体が駅界隈を巡回し、ホームレスの人々に声をかけて使い捨てカイロを手渡す光景を目の当たりにした事を思い出しました。

 ・・・前節が長くなりましたが、そんな事を考えているとBAND AID"Do they know it's christmas?"がいつも頭に浮かんでくるのです。


  クリスマスを怖がる事はないよ。
 その日に僕たちは遮る物を追い払って、光をかざすんだ。
 そして世界中に喜びの輪を広げるんだ。
   さあ、君も行動を起こそう!

 祈るんだ、あらゆる人々のために
 君がクリスマスを楽しんでいる時に
 それすら叶わない人々もいるんだ。
 恐怖と畏怖の世界が
 君の家の外で繰り広げられているんだ。
 そこに流れる水は
 涙がさすほど酷く濁っているんだ。
 そしてジングル・ヴェルは
 彼らの運命の知らせになるんだ。
 君の代わりに彼らが犠牲になっている事を
 今夜、神に深く感謝するんだ。

 世界中に広めて欲しい。
 アフリカの人々にクリスマスを知らせてやって欲しい。
 彼らはクリスマスを知っているのか?という事を・・・。

 そしてクリスマスに雪も降らないアフリカの人々にとって
 最高のプレゼントは命なんだよ。

 雨も降らず、川も流れず
 植物も育たない土地に住む彼らは
 クリスマスを知っているのか?

 世界中に広めて欲しい。
 アフリカの人々はクリスマスを知っているのか?という事を・・・。
 ほら、ここにあるグラスを高々と
 掲げるんだ。
 灼熱の太陽が照りつける下で暮らす彼らのために・・・。
 アフリカの人々はクリスマスを知っているのか?

 あらためて世界中に広めて欲しい。
 アフリカの人々はクリスマスを知っているのか?という事を・・・。


☆お断り:日本語詞についてはウェヴの翻訳機能を活かしつつ、自己流に意訳していますので、若干意味合いが異なる部分が生じる場合があります。何卒ご容赦ください。
  
 

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コメント

こんばんわ。
すっかり出遅れ。。。ってレベルでもないね。
ごめんなさい。
でも、トラバしちゃいます。
今年はどんなクリスマスをお過ごしになられましたか?

プライベートでゴタゴタしてまして、すっかり放置状態の我がブログ。
もう少し落ち着いたら、何らかの形にしたいと思っております。
いろいろ、考えさせられることなんかもありましてね。。。(苦笑)

それにしても、不況、不況、と騒ぎながらも、日本が年間に捨てている食糧は2000万トン!
経済効率を上げるためには「必要悪」というところなのでしょうね。
日本はまだまだ贅沢で余裕があると思います。
とはいうものの、ワーキングプアの問題なんかを考えると、どうにもこの国はおかしい、と思わざるを得ないことが沢山ありすぎます。

投稿: ふろあ | 2009年12月28日 (月) 00時15分

 ふろあ様、おはようございます。出遅れなんて気にせず、少し余裕ができた時にでも覗いていただいても構いませんので、安心してくださいね。いつでもお待ちしております。
 因みに今年のクリスマスは、自宅で静かに会食を堪能しました。尤も街中では「1日サンタ」があちこちに登場し、路上ライヴのような事をしていたようです。

 ところで、この光景を目の当たりにするまではあまり実感すら無かったのでネタにもしなかったのですが、大袈裟かもしれませんがホントに衝撃的でした。正にふろあ様が以前言われていたとおりの事が、自分の目の前で堂々と行われていたんですからね。

 とある方が「不況は、贅沢に慣れすぎた日本人に原点へ立ち返れ、というメッセージだ」と言われていました。とは言うものの、現実を考えると難しい部分もありますが、俗に言う「セクト主義」ではなく、人間性や助け合いの精神をあらためて心に留めなければ、と考えさせられます。

投稿: 傷心の少年 | 2009年12月29日 (火) 08時43分

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