「タミフルぐらい、国が準備せんかい!俺の頭ん中は"WTC移転カウントダウン"状態なんや?」橋下大阪府知事、2008年11月26日の定例会見
前回の定例会見で「公務外の公用車使用」について、目的や行き先等をその翌日に大阪府公式HPで公開、と息巻いた橋下大阪府知事。また各種討論会でも「橋下効果」の影響か、申し込みが殺到したとか、しないとか。一方では「橋下人気は落ち着いた」との見方もあるようですが、果たして皆さんはいかがでしょうか?
さて、昨日(26日)行われた定例会見では、まるで政府のやり方を批判するような内容も含まれているようです。では見てみましょう。
冒頭発言(要旨)
・大阪府の経済対策の骨子が固まる(中小企業および雇用の安定化)。
・第1回出資法人に関する専門家会議・役員報酬制度等検討部会を開催(26日)、年内を目処に意見を取り纏める予定。
・新型インフルエンザ治療薬「タミフル」の備蓄に関して、国が地方に財源負担を求めるのはおかしい(府の負担は約25億円、92万人分)。命を守るために備蓄せざるを得ないが、財政規律を守れと言いながら、必要だから準備しろ、というのはむちゃくちゃだ。
定例会見
Q.財政が厳しい中で、淀川左岸線延伸部等の「戦略インフラ(※インフラストラクチャー<基礎構造の意など>の略語)」は整備するべきだと思うか?
知事:「絶対に必要。収入増に繋がるのが戦略インフラだからだ。都市を活性化するには絶対に必要だ。今まではとりあえず仕事を生むという観点で公共工事をやっていたので、府の施設でも市の施設でも不要な物がたくさんある。そうならないように、近隣の都道府県が『これは必要だ』と吟味したうえでのインフラは必要だと思う」
Q.そのような状況でも大阪ワールド・トレーディング・センター・ビルディング(WTC)への府庁移転は理解が得られると思うか?
知事:「今の戦略インフラの絵を描けば描くほど、あの南港の辺りが結節点になる。阪神高速湾岸線と第二京阪道路があり、神戸、和歌山方面、京滋方面の結節点になる。一方で、現在府庁がある大手前にどういう結節点があるのか見えない。ここは中之島エリアの東端であり、ここを軸だと考えたら都市経営を見誤る」
Q.梅田の北ヤードは大阪最後の一等地と呼ばれている。そこに府庁を移転する、というアイディアはあるのか?
知事:「そんな事をしたら、財源はどこから出てくるのか?北ヤードに関しては府は全く関与していない。議論すらした事もない」
Q.来年度予算要求の知事ヒアリングをした事で、職員の意識は変わったか?
知事:「25日の都市整備部と財政課の論争は、府政を舵取りするにあたっても、府民にとっても非常に重要だったと思う。今の行政の仕組みではやろうと思ってもできないところをお見せし、説明するのが私の役割だと思っている。25日の議論は今の府の状況を全て露にしている素晴らしい議論だと思う」
どうやら知事の頭の中は、WTC移転の事でいっぱいのようですね。梅田北ヤードへ移転すれば、利便性は確実によくなりますが、やはり財政問題が邪魔をしているのでしょうか。そして平松大阪市長とのコネクションが絡んでいるのかもしれませんね。尤も、身の安全、という点ではますます狙われやすくなる可能性はありますが、公用車を利用して守るうえに、セキュリティもきっちりしておけば、ほぼリスクは解消されるのではと思いますが、何より「財政問題最優先」、そして遥か先には南大阪及び「関西空港の活性化」を見据えているのでしょう。そう考えると財政難に喘ぎ、公立病院を閉鎖せざるを得ない状況まで追い込まれている周辺都市及び関西空港に対する救済策にも思えてきますね。
来月はいよいよ12月定例府議会が待ち構えています。今回はすんなり予算成立と相成るのか、それとも喧々諤々の争いが待っているのか・・・。
★お断り:本内容は11月27日付朝日新聞記事を引用しつつ、自身の想いを連ねました。
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