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ENKA TRIBUTES(vol.1)「三善英史」

 「え、この人アイドルだったっけ?」
 「ただの××じゃないか!」
 という声が聴こえてきそうですが、あくまでそれは近年の話であり、一時の話とは言え、歌番組で彼の名を聴かない事は滅多になかった点と「季節物?」という観点から、取り上げてみたく思います。そう、三善英史と言えばデビュー曲「ですよね。
 
 この曲が流行した頃、彼がテレビで歌う姿を見たのは先述のとおりですが、実は叔父の車に乗せてもらうと、必ずと言っていいほど、今で言う「歌謡大全集」的なテープを聴かされたんですcoldsweats01。その頃はジャンルが今のように細分化されておらず、テープにはアイドルの曲やフォークソング、演歌もひと括りにされていました。その中にこの曲も混じっていたわけです。
 当時は私もまだ幼かったので、単に「雨の歌」程度にしか考えていませんでしたが、あらためて聴いてみると、曲に込められた想いはもっと切なく、辛いものだったようです。

 雨の中、びしょ濡れになって立ちつくして待っている彼女。
 土曜日の午後からデートの約束をしているのに、なかなか彼が来ない。
 時間ばかりが過ぎていく。周りはみんな楽しそうにしているのに、誰もそんな彼女を見向きもせず通り過ぎていく。
 恋は切ないものだから、今は耐えるしかない、と自分自身に言い聞かせて、まだ来ぬ彼を待ち続ける彼女。

 もう何時間経過したのだろうか。
 まだ彼女は傘もささずに待っている。全身びしょ濡れで下着のラインや肌色が透けて見えるほどだ。ヘア・スタイルも台無しだ。
 陽が傾くにつれ、だんだん人の数が少なくなってきた。
 どうして彼は来ないのか。約束は今日なのに・・・彼女の心に焦燥感が湧くが、耐えるしかない、と言い聞かせる彼女。


 
耐え切れなくなったのか、とうとう彼女はその場で泣き崩れてしまった。
 「どうしました?」「大丈夫ですか?」と周囲に声を掛けられても、彼女の耳には入らない。
 彼の声だけが虚しく、彼女の心に響くばかりだった・・・。

 この後、彼女がどうなったのか、誰も知らない。
                                                     
           
(1972年、作詞・千家和也 作曲・浜圭介)

「三善英史『雨』の歌詞(『歌ネット』より)」
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=360


「三善英史公式HP」
http://www.miyoshieiji.com/



★お詫び:
動画の削除に伴い、タイトルに原版(フル・ヴァージョン、音源メイン)リンクを埋め込みました。

                            
 

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